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(年齢によるゾーンでの遊びかたの違い(ままごと三昧(ザンマイ))

ゾーン保育(ままごと三昧(ザンマイ))

ままごとゾーンには、キッチン!
ここで子どもたちは
「ままごと(三昧)ザンマイ」


ままごとゾーン
<ままごと三昧(ザンマイ)>

2006年10月25日
藤森平司先生のブログ 臥竜塾より抜粋引用
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ままごと


昔の子どもの遊びには、大人になるための訓練の要素がありました。
特に大人の模倣をする「ままごと」は、その意味合いが強いものでした。

しかし、子どもの世界は、そんなことに関係なく、大人のまねをすることの
楽しみとして「ままごと」が長くつづいてきました。

1歳児くらいから、
園でも「ままごと」のゾーンがとても人気があります。

しかし、その様子を見ていると、
それぞれの年齢によって遊び方が違います。

1歳児では、みんなそろって、頭にナプキンを巻いてもらって、
なんとなく大人の雰囲気を楽しんでいます。

そして、それぞれ一人ひとりがキッチンに向かい何かを見立てて遊んでいます。
たまに、大人の顔を見て、確認するために振り返ります。

それが、2歳児くらいになると、用意されたハンバーグとか目玉焼きなどをさらに乗せて、
他の子に「どうぞ」と差し出します。もらった子は、食べるまねをします。

お母さん役をしたり、子どもの役をしたり役割を分担し始めています。

それが、3歳以上になり始めると、調理の真似を始めます。

野菜を刻んだり、フライパンでいためたり、なべで煮込んだりします。

そのころから、子どもたちは、園では本当のクッキングをします。
クッキーを作ったり、うどんをこねたりします。子どもたちは、
料理の時間になると目を輝かせます。

なぜかというと、大人と同じことをしているという喜びだけでなく、
水で洗ったり、ちぎったり、こねたり、丸めたり、切ったりといった、
料理の作業の一つ一つには、遊びと同じ作業が入っているからです。

子どもにとって料理は、最高の遊びでもあるのです。
しかも、これほど目的がはっきりしていて、結果が明確に表れる体験は、
ほかにありません。

また、料理をすることによって、生活上必要な技術が身につきますし、

手や脳など、身体的な発育にもよい影響があります。
これは、小学校の「総合教育」といわれているものと同じです。

幼児期においても、
子どもの発達に関する領域といわれているものが含まれているのです。

ーーーーーーーーーーーーーーー引用 ここまでーーーーーーーーーーーーーーーー

ゾーン保育とは、、

「ゾーン」とは、子どもたちが自分がやりたいことに熱中する場所。

以下、

2013年2月16日 藤森平司先生ブログ「臥竜塾」
『ゾーン』より 抜粋引用

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園には、「ゾーン」という、

子どもたちが自分がやりたいことに熱中する場所が用意されています。

そのように保育室を区切った場所を「コーナー」と呼ぶこともあり、
アメリカなどは「子どもたちの興味関心の向く場所」というような意味で、
「Interest Center」と呼んでいます。

その中で、ゾーン(ZONE)というのは、区域とかいう意味ですが、
他に「集中・没頭しているときの心理状態。」を指す言葉としても使われます。

我を忘れて一つのことに取り組んでいる状態のことです。
運動選手の間でよく使われる言葉で、「ゾーン体験」というように使います。

ゾーン体験とは、スポーツ選手が、極度の集中状態にあり、
他の思考や感情を忘れてしまうほど、
競技に没頭しているような状態を体験する特殊な感覚のことです。

それは、単に調子がいい、とても集中している、というだけでなく、
「心と体が完全に調和した無我の境地だった」「体が勝手に動き、苦痛を感じなかった」
「試合をやっている自分を上空から眺めていた」など、
選手にとって「何か特別なことが起こった」と感じさせるような感覚です。

このゾーンは、フロー (Flow) ともいい、
20世紀を代表する心理学者の1人である
ミハエル・チクセントミハイによって提唱された
「人間がそのときしていることに、完全に浸り、
精力的に集中している感覚に特徴づけられ、
完全にのめり込んでいて、
その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、
精神的な状態」をさします。

この概念は、
「日常生活の心理学に関して、今世紀最高の研究者」とも言われています。
彼の研究の中核をなす「フロー体験」とは、自分自身の「心理的エネルギー」が、
100%、今取り組んでいる対象へと注がれている状態を表します。

そして、これこそが、EQの最高時の発現であると言われています。

私は、この概念に初めて触れたとき、赤ちゃんが生活の中で行う行動、
子どもたちが遊びの中でみせる状態は、まさにこのゾーン体験であり、
フロー体験をしている気がします。

それは、自らの能力に対して適切な難易度のものに取り組んでいるからで、
フロー体験の条件に、「取り組んでいる内容が、自分の能力と照らしあわせて難しすぎず、
簡単すぎずであり、全能力を出しきることを要求されるレベルにあること。

そして、それをやり通すことによって、
その自分の能力が向上するような難易度であること。」があるからです。

次の条件として、「取り組んでいるものに対して、
自分でコントロールできるという感覚、可能性を感じていること。」があります。

ドイツの乳児保育園を見学した時に、
赤ちゃんにとって危険と思われる石を積み上げた山がありました。

それに対して園長に、
「この石の山は、赤ちゃんにとって危険ではないですか?」と聞いたところ、

「赤ちゃんは、自分でコントロールできるところまでしか決して登りません。
もし、保育者が抱っこして上にあげるとか、手を出す用意をしていると、
自分の能力を超えたところまでやってしまいます。子どもに任せたら、
今まで、一度も怪我はありません。」と答えました。

次に、「取組んでいることに対して、即座に“それは良いか、
よくないか”というフィードバックが返ってくること。」があります。

子どもたちは、理屈ではなく、自分自身の内面の感覚で良い悪いを感じています。
周りが、それに念を押すかのように中止をしてしまうと、
人の判断にゆだねてしまうことが多くなり、内面的感覚を失ってしまいます。

最後に、「取組対象以外のことが自分に降り掛かってくることがなく、
対象にのみ集中できること。」ということがあります。

子どもの遊びには、邪念や雑念がありません。
そんな時に、口を出してしまうことで、集中が途切れてしまいます。

これらの要素が満たされると、自分の「心理的エネルギー」は、
よどみなく連続して、100%その対象に注ぎ込まれるようになり、
これによりとてつもない集中と、楽しい感覚が生み出されるような状態を
「フロー体験」と呼びます。

---------------------------引用ここまで------------------------------------------------

ここで「フロー体験」と表現されている状態が、
ままごとゾーンでの 『ままごと三昧(ザンマイ)』 している それぞれの年齢での
子どもたちの姿といえます。
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ごあいさつ

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