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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

保育環境研究所ギビングツリー(GT)
                     
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光明第三保育園(2016)

年度2016年(平成28年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①小林 慈英②秋山 由美③倉掛 秀人④谷口 仁宏
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育所
光明第三保育園〒193-0803℡042-624-3051
所在地東京都八王子市楢原971
園長高瀬 祐三子

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

自園で取り組んでいる内容を再確認し職員同士で話し合う良い機会となった。
また、自分達に足りない部分を評課者の客観的なアドバイスや保護者の方からの意見から知ることができたことは改善部分が明確になりとても参考になった。
職員研修に関しては、研修に参加した後、○○の様に改善したい!では無く具体的にどのように改善して、どのように変わったかまでを確認しなければならないと聞き、研修報告書の書き方の見直し研修報告提出後の職員への確認が重要であることを知り早速、取り入れた。
保育環境についても同様で、子どもには、年上の子ども達の姿をいつでも見られる環境が必要であるとのアドバイスをいただき、早速、保育室の部屋の配置を変更し、生活導線や子ども達が主体的に活動できる環境とした。今後も子ども達の育ちjに合わせ環境改善を実施していく。
全体の中でも特にカテゴリー1,4,5が大切だと聞き、理念について職員で確認し合い、それをもとに職員一人ひとりのが保育園の重要な歯車のひとつである事、職員の特性を管理監督職がしっかりと理解をし目指す目標に向かい保育を進めていきたい。

 

事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1)地域の人々が安心して輝いた人生を実現できるよう、慈悲の心で支援します。
2)子どもの思いを受け止め、保護者の子育てを支えます。
3)地域の皆様の声をもとに、安心して利用できる福祉の拠点を創造し地域と共に歩みます。
4)人権、人格を尊重し慈しみと思いやりの心で一人ひとりを大切にした支援を行ないます。
5)法令及び社会的規範を遵守し、情報開示を積極的に行い公正で透明な経営をいたします。

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割
○子どもの存在を丸ごと信じる。
子どもは自ら育とうとする力を信じ、立派な人格をもった存在として受け入れることの出来る職員。
○子どもに真心をもって接する。
子どもと接するときに、 偽りのない心で、子どもを主体として接することができる職員。
○子どもを見守ることができる。
子どもを信じ、真心をもって子どもを見守ることができる職員。
(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

・全体毎日の保育の中に、気付き・振り返り・反省・評価が出来る職員。
・自らも地域の一員であるという意識を持ち、保育園が地域の中の大きな家と言う法人の方針に柔軟に対応できる職員。
・積極的に取り組め論理だけでなく、利用者に対しての気構えをしっかりと持ち保育に取り組むことができる職員。
・保護者への対応を含め、他者への意思疎通を的確に行い、これらを通じて必要な情報を積極的に収集・活用する職員。

監督職
・必要な情報を積極的に収集・活用しながら、状況の変化に柔軟に対応し、保護者との協働の重要性を踏まえ、困難・相当高度な事務の処理を責任者としての自覚をもって遂行する職員。
・常に専門知識、技術の習得に努めるとともに、規律を遵守し、実務経験者として部下職員を育成・指導・監督し、能力開発を促す職員。

特に良いと思う点

タイトルガラスを多用した新しい園舎は明るく開放感もあり、園庭のチャレンジする遊具などで、子どもたちの自由かつ自主的な育ちを促している。
内容本園は、大きな窓ガラスを多用しており、日光が降り注ぐ明るい園舎で子ども達は元気に活動している。また園庭の遊具も、子ども達のチャレンジを誘う大型遊具であり、身体の発達に伴い少しづつ登れる階を上げて行くことも出来るようになっている。園が目指している子ども達の自発的かつ自由な選択を保証できる施設、設備が建物内には用意されており、毎月年長クラスの園児たちが静かに座禅を組めるスペースもあったり、子ども達の成長を支える環境が豊かにここにはある。職員はこのハードを活用し、子ども達自身の豊かな関係性の発展を見守っている。
タイトル臨床心理士による話など、職員や保護者への様々な支援を充実させている。
内容本園はこころの教育を大切にしている。こころの保健室が子どもたちに開かれ、臨床心理士が子どもの自主性を育て必要な社会スキルを楽しく学べるプログラムを展開している。子どもたちへの話は、保護者にも知らされ、子育てを支援している。保護者向けのお知らせの一つに、年長は特に小学校に入ってからの教室の場面で、子どもが友達や先生に対して使える有効なスキルを学んでいる。集中するレッスンは小学校生活全般、特に授業をしっかり受けることに役立ち、集中することは短い時間から初めてだんだん長く伸ばせるスキルを伝えている。
タイトル保護者との交流を図り、お互いの信頼関係を深めるために「茶話会」が開かれている
内容本園では、保護者との交流を図り、お互いの信頼関係を深めるために年2回の「茶話会」がある。基本的には保護者が中心になって話を進めており、職員は普段ゆっくり話ができない保護者とも話ができる貴重な機会になっている。この和やかな雰囲気の中で、保護者同士も同じ悩みを共有し合って、交流を深める場にもなっている。時には子ども達の写真や映像を流しながら、普段の園での子どもの様子なども伝えている。もっと多くの方に参加してもらうために、平日に行っていたこの会を、土曜日に行うという工夫もしている。

事業者が特に力を入れている取組み

タイトル①隣接している同法人の高齢者施設の密な連携により、多彩な体験が相互に活かされている。
内容①園児たちは、隣接する高齢者入所施設に行き、お年寄りとの交流を様々な機会に行っており、この触れ合いは園児たちにとっても得難い経験となっているが、高齢者施設の施設長からは、高齢者の方が子ども達と触れ合う事で元気になっていると言われており、相互に貴重な場となっている。園では、近隣の高齢者の方々にボランティアとして来てもらう事で、子ども達が手仕事などを教えてもらったりもしており、地域のいろいろな年齢の人が集える場になるという法人理念の一つである「地域の大きな家」に本園がなっているとも言えよう。
タイトル②鮭の稚魚を育て鮭の解体を見ることで命の大切さを知らせている。
内容②卒園した子の保護者であるお寿司屋さんが在園児に一匹の鮭を持ってきて、子どもたちの目の前で解体してくれる。その日の給食には鮭の切り身を食べる。子どもたちは一匹の鮭が切り身となり、鮭のお腹からいくらが出てくることを体験させている。また、保育室の前ではいくらをお腹につけた鮭の稚魚を飼育している。有精卵のいくらを漁協から取り寄せて育てるには失敗もあり、昨年は温度調整などで稚魚が育たず死んでしまい、子どもたちと共に稚魚を土に返した。稚魚が育つと川へ放流する。この命のサイクルを子どもが体験し、命の尊さを育んでいる。
タイトル③一年をかけて散歩の距離を伸ばし発育を支援している。
内容③年長までに高尾山の登山ができることを目標に、一年を通して全年次がここに合わせて散歩をしている。目標が登山であるため散歩の距離を徐々に伸ばして楽しみながら歩くことができるように工夫をしている。子どもが日常の散歩に興味関心を持つように、保護者の方にも協力してもらい、散歩のコースの名前を募集した。応募の中からコース名が決まり、毎日の散歩も楽しく距離を延ばせるようになっている。

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル①草履作りなど伝統を継承する和の取り組みを、多くの人の力を借りて子どもに伝えている。
内容①本園には保育課程、和の共通プログラムを基にした年間指導計画、月間、週間カリキュラムがある。和のプログラムは、自然・心・礼節・伝統に分かれて目標立てられている。取り組みは法人全体の特色でもあるが、このプログラムから伝統について本園の取り組みを見ると、伝統には祭、遊、伝統がある。特に日本の文化と伝統を知り、継承することを目標とした活動として、例えば草履作りがある。地域の方から作り方を教えてもらい、子どもが自分の草履を一足仕上げている。それを見ていた年少の子たちは、自分もやってみたいと、期待に胸を膨らませている。
タイトル②池遊びやドッチボールなど子どもが年齢の差に配慮しながら、興味を持って遊んでいる。
内容②新たに完成した園庭にはじゃぶじゃぶ池がある。夏には水遊びをし、冬のはじまりには池を利用した足湯を楽しんでいる。園児すべてが園庭で遊ぶには、危険などにも配慮して遊びの種類を限定する。しかし、子どもたちは小さい子どもたちが園庭で遊び始めると、自分たちで判断して遊び方を変えることができている。年長になると近隣の保育園とドッジボールの大会をしている。昨年本園の子どもが負けてしまったことで、悔しい思いをした子達が年下の子たちを指導して、次の大会は勝ちたいと思い、今年はそれをばねに練習し、優勝するようになった。
タイトル③自ら選んだ遊びができるように環境を準備し充分あそび達成感を得ている。
内容③職員は、子どもが生活する室内空間には静と動の環境を設定するように心がけている。部屋の中では静かに遊べる机上の玩具や、逆にごっこ遊びや表現遊びなど、動きの大きい遊びをコーナーごとに整えている。子どもの遊び込めていない様子があれば話し合い、遊具の入れ替えをするなどして、環境を変えている。室内には子どもが制作した福笑いが飾られるなど、季節の遊びも取り入れている。制作では、はさみの使い方に段階を設けて、簡単にできるものから徐々に難しくし、自分が選んだことでじっくりと遊び、達成感を味わえるようにしている。

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①異年齢集団の中で育まれることを行事で披露し子どもの育ちを伝えている。
内容①本園は異年齢の子ども同士の関わる力を育てている。年齢の異なる子どもが接する中で、思いやりの気持ちが育まれることを期待している。毎朝9時半になると園内にリズムのいい音楽が流れる。その曲に職員が踊りを振付け、0歳から年長までの子どもたちが、リズムに合わせて踊っていた。0歳児クラスで大きい子どもが乳児と一緒に踊ることもある。こうした日々の活動を行事で披露している。この朝の踊りは運動会で披露した。行事には日ごろ子どもたちが楽しんでいる様子、その成果を保護者をはじめ地域の方々に見てもらうことを目的にしている。
タイトル②日々の園生活の中で子どもがどのように成長をしているか絵巻で知らせている
内容②ホームページや毎月のおたよりの中で行事開催の日までの子どもの様子を絵巻にして知らせ、子どもの成長を保護者と共に喜んでいる。保護者が参加する行事についても、年間行事予定表で知らせ、参加を促している。また、行事開催後は保護者へアンケートを実施し、意見の内容を検討して次回の開催の参考にしている。行事の内容に大きな変更がある場合は、臨時の保護者会を開き説明することにしている。
タイトル③お年寄りのボランティアの方や小学生との交流を通じて、子どもが体験の幅を広げている。
内容③地域の人たちとの交流がある。ボランティアの方が毎朝子どもの登園を見守っている。地域の方が園の子どもたちと関わることは多い。隣の老人ホームとの交流は盛んで、夏祭りやクリスマス会など季節ごとの行事で交流している。例えば「さんま祭」では、さんまを焼いて一緒に食べて楽しんでいる。子どもたちはホームの方のさんまの骨を取る様子をみて感動しており、さんまの食べ方を教わっている。また、年長は近隣の小学校や学童の子どもたちとも交流したり、小学校の授業を見学したりして、就学へ期待感を持たせている。

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①調理室とランチルームが互いに見えることで、子どもが食に関心を寄せるようにしている。
内容①玄関からクラスに入る前にランチルームを通る。この天井には、子どもたちの喜ぶ顔が見られるように、調理の職員が作った布製の野菜やくだものが飾られている。調理室とランチルームはガラスの扉で仕切られているが、両方から見ることができる。そのガラス窓には季節の食材の絵が貼られて、子どもの目を楽しませている。ここに来るのは3歳からだが、食事の時間になると友達と一緒に食卓に座って食べている。約90名の子どもたちが、職員と一緒に会話を弾ませながら、笑顔で昼食を楽しんでいる。
タイトル②美味しく食べることが生きていることの実感となり健やかな体とこころが育まれている。
内容②年間を通じ各年齢に合わせた食育のカリキュラムがある。和の保育方針の一つとして、さまざまな命をいただき、生きていることを実感し、健やかな「体」と「こころ」を育むことを目標に、食育に取り組んでいる。食材は地産地消を心がけ、園庭の畑で栽培したトマトやミニ大根を調理している。嫌いだったトマトも自分たちが栽培し収穫することで食べられようになった子どももいる。また、ミニ大根は浅漬けを作って食卓に出すことができる。自分たちが調理したものが普段より一層美味しく食べれる経験が、健康な体と心を育む和の保育になっている。
タイトル③年長と保護者がカレー作りを一緒にすることで調理し食事をする楽しさを共有している。
内容③普段から給食のご飯になるお米とぎを当番制で行っている。また、3歳からはピーラーを使って野菜の皮むきをしたリ、年長になると包丁を使える機会を多くしている。年長は夏のデイキャンプで父親とカレーライスを作る。一緒に作ることで調理への関心を高め、手伝ってもらうことことで感謝の気持ちを育もうとしている。友達や人と話しながら食べることの楽しさを知る機会でもある。また職員は子どもが落ち着いて食べれるように高低差のある椅子や足置きを用意するなど、一緒に食べることで食事のマナーの意味も伝えている。

ごあいさつ

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