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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

保育環境研究所ギビングツリー(GT)
                     
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大宝保育園(2016)

年度2016年(平成28年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①谷口 仁宏②中山 利彦③倉掛 秀人 
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育園
大宝保育園〒304-0022℡0296-43-6309
所在地茨城県下妻市大宝725-1
社会福祉法人やはた福祉会 理事長 山内清視

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

まず受審後その日のうちに、書面ではなく、全職員の前で評価員の方々に直接感想を聞くことができたことは大変良かった点です。
しかもデイリープログラムなど良いと思う点を具体的に知らせて頂けたことは、職員たちの自信に繋がったと同時に、意欲にも結び付きました。さらに「理念」や「見守る保育」をあらためて見直すきっかけになり、環境設定等にも工夫がみられるようになりました。 。
これは質の向上につながることだと確信しています。
アンケートによって保護者の声も直接聞けたし、受審できて本当に良かったです。心より感謝申し上げます。

事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1)みんなちがってみんないい
2)主体性のある子ども
3)思いやりがある子ども
4)感謝ができる子ども
5)健やかでたくましい子ども
<現在修正原稿依頼中>

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割

柔軟性・工夫・気働き・主体性

(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

向上心・思いやり

特に良いと思う点

タイトル保育園が目指している保育理念を小冊子やDVDにまとめ、その実現に向けて自己評価や園内研修などの職能向上の仕組みがよく機能している
内容「いつも子どもを真ん中において」という子ども第一主義、この理念を巡って職位各自が学び合う風土を園は持っている。
この風土を支える理念ブックやDVDの存在が職員の振り返りを保障する。
「それは子どもにとってどうなのか」を考えながら職務に従事する職員の姿は、定期的に実施される「一円対話」への参加や園が計画している外部講師による園内研修、子ども主体の保育を掲げる団体の研修参加によって磨きがかけられる。こうした機会を通じて職員は「どうしたらいいか」を考えるようになり、変えるべきところは変える職員の態度は高く評価できる。
タイトル午前中の系統的な身体活動カリキュラムと午後の自由遊びや創意的活動のバランスが良く、1日のデイリーカリキュラムがすぐれている
内容1日3食と起床・就寝の5つの時刻を「5定点」と呼び、保護者に「早寝早起き」の習慣づくりを奨励している。
保育園で子どもに経験させたいカリキュラムの内容構成も、午前中の系統的な身体活動(粗大運動と微細運動)と、午後の自由遊びや創意的活動のバランスが良く、よく練りあげられたデイリープログラムになっている。
実際にその成果は子どもの体幹の育ち、身のこなしや怪我の少なさ、また手指の使い方の巧みさ、製作遊びや道具使用の様子に現れている。
人類が長い進化の中で獲得した生活リズムや習慣を基礎とした保育は自然の理にかなっている。
タイトル職員の仲だちや見守りの中で、室内でも戸外でも豊富な種類の遊びを選んだり創ったりしながら、自立した遊びが展開されている
内容昼食後の室内遊びは、こどもが好きな遊びを選択できる。
絵本や図鑑、積み木やブロック、様々なバズル、画材や色を選べる描画、色々な素材を使った製作、台所用品の揃ったままごと、服やドレスでの変身遊び、衝立を使った人形劇などを楽しんでいる。
ある子どもは牛乳パックの紙で草履を器用に作り履いている。
その後の戸外遊びでも緑化された園庭で、鉄棒や雲梯、ターザンロープ、長縄跳びなどを自分たちだけで楽しんでおり、自立した遊びが見られる。
時間内に完成して達成感を持たせる午前の活動が、午後の自在感あふれる活動を編み出している。

事業者が特に力を入れている取組み

イトル①ハイハイ運動や手指活動などを身体的な活動の積み重ねでしなやかな身体を育てている
内容①園の保育方針には「体の発達を保障する」と明記されている。子どもひとり一人の体幹を育むことを目的として実施されている「ハイハイ運動」は、いわゆるハイハイするだけの運動ではない。
短い時間の中でおよそ15~20種の運動遊びを組み入れている。
楽しみながら頑張る気持ちを応援する運動遊びに子どもたちは嬉々として取り組んでいる。
戸外活動の際には草履をはき、土踏まずの完成を目指している。歩行を確実にすることで転倒等の危険を回避すると園は考えている。
エコロジーや食育など子どもが健やかに発達する環境づくりを園は心掛けている。
タイトル②土作りから栽培、調理まで自然の恵みと生きていることへの感謝を大切にしている
内容②子どもたちと一緒に、野菜くずに発酵作用のある有用微生物を混ぜて土を作り、その土で野菜や果実を育て、余すところなく有難く頂く。このように天地(あめつち)の恵みを実感しながら、また自然と人の多くの力の働きを自ら実体験し、それに感謝できる心を育てる食育活動が生活の中に浸透している。それは毎日の参拝と「いただきます」の言葉に表れている。小さいときから、自然の恵み、体と環境に良い行い、生きていることへの感謝が繋がった生活を営むことができる子どもたちは幸せである。日本の伝統的な世界観の良さが食育にも発揮されている。
タイトル③保護者向け試食会や地域向け行事など保護者支援や地域向け活動が充実している
内容③保護者との関係構築に効果を果たしている取組みとして、毎年続けている「ドラゴン亭」があり、すべての保護者が順番で理事長と一緒に毎月2回の昼食を『給食試食会』として一緒に取り、この際に園では保護者との交流を図っている。
また、乳児クラス保育室に向かう経路を保護者同士のコミュニケーションの場としたり、向かい側の<宮東公園>を整備して地域の人々に提供したりと通常ではできないような場所の整備を行い、保護者だけでなく地域の人々の交流の場を提供するという園の姿勢は高く評価することができる。

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル①子どもが受けている保育は午前と午後で質が異なり、基礎と応用のようにバランスが良い
内容①保育園のデイリープログラムは1日24時間の生活リズムとつながっている。午前中に全身と手先に分かれた運動プログラムが系統的に展開され、短い昼寝と昼食を挟んで、昼から午後3時ごろまでは室内と戸外で自由遊びが展開される。
成長発達に必要な子どもの経験の質が、午前と午後で異なっており、前者が遊びの基礎基本で後者が遊びの応用とも言える。
午前が職員の専門性が発揮される課題保育なら、午後は子どもにとっての「ゴールデンタイム」(主任)で、子どもたちは午前中に修得した力を自身の自発性によって遊びの中で使いこなしている。
タイトル②全身を使い体幹を育てる運動と手指の巧緻性を育てる遊びがよく練られている
内容②午前中の運動プログラムは大きく2つある。一つは全身運動で「ハイハイ運動」と呼び、30分ほどの間に10数種類もの動きを次々と楽しむ。
毎日繰り返すものと日によって変わるものとがあり、運動ごとに職員が違うわらべうたを歌う。それ続いて手先を使った制作遊びなどが展開される。
「手指の時間」と呼び、描画、粘土、ビーズ並べ、ひも通し、トンカチでの釘打ち、折り紙などいろいろな素材や道具を選んで遊ぶ。
祖父母に手紙を書き写真を撮り切手を貼って投函したり、大きな作品を共同で作るなど、数日にわたる活動もある。計画がよく練られている。
タイトル③周囲は自然に恵まれ、緑化された園庭は運動遊具も多く、子どもの創意が生まれやすい
内容③

園の周囲は自然に恵まれている。子どもたちは紫陽花や朝顔など四季の草花に親しんだり、蝶の羽化を見たり、果物を収穫したりできる。

また庭掃きや野菜の収穫、玉ねぎの皮むきなどお手伝いにも意欲的だ。

境内の一部が園庭になっており、ターザンロープ、登降運動ができる大型遊具、大木を囲むデッキやベンチなど思わず遊びたくなる空間が広がっている。また午前寝の前には主任保育士によるお話タイムがあり、絵本を読んでもらったり、歌を唄ったりと、子どもが特別に楽しみにしている一時もある。

な自然と優れた文化が生活を満たしている。

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①参拝などの日本古来の伝統が日常生活に溶け込み、感謝する気持ちを育んでいる
内容①本園は大宝八幡宮の境内にあるので、例大祭、園内神輿、五行の舞など折々の日本古来の伝統行事に触れることができる。
神社の参拝は日課になっていて、入園式、卒園式はもちろん、月次祭には年長児が昇殿して玉串をお供えしている。
職員は常々、子どもたちに「感謝する気持ち」が育って欲しいと願っている。それは特別な出来事への感謝ではなく、まずは「生きていること」への感謝から始まる。
理事長はよく子どもたちに「お参りしたら今日一日ご飯が食べられた、とか今日も元気で過ごせたとか、そういうことに『ありがとう』と言おうね」と話している。
タイトル②日頃の遊びや生活で培った育ちを伝える運動会や発表会は子どもが楽しみにしている
内容②運動会や発表会は日常の活動の延長にある。例えば運動会は、毎日行っている「ハイハイ運動」から内容をアレンジしていく。
日頃培ってきた身体運動や微細運動がどの程度育っているか、保護者は楽しみしているという。
また先生たちは子どもの状態を見て臨機応変に対応することに慣れているため、綱引きの綱がうまく持てないと見とると、綱を運動マットに変えたりする。発表会も、子ども達が好きな歌を選ぶ。
劇のセリフも子どもが忘れたら先生が教えてあげればいいと考えている。
子どもたちが行事に向けた活動を楽しむことを大切にしている。
タイトル③園外活動や行事にも地域の力を生かしており、下妻地域ならではの特色が反映されている
内容③園生活には地域の特色が反映されるものだが、本園の園外活動や行事にも一年を通じて県西・下妻地域の特色が見られ、上手に地域の力を取り入れている。春は砂沼ウォーキングに全園児が家族ぐるみで参加したり、境内にある土俵で高砂部屋の相撲稽古が見学できる。
夏は平和の鐘一振り運動や、下妻まつり千人踊りがある。
秋は地域の活性化に協力するためスーパーマーケットツアー見学、また年長児とその家族で筑波山に登ったりもする。
冬は餅つき大会や年長児による老人施設の慰問のほか、民間企業主催のかるた大会への参加と、地域との交流も盛んである。

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①食事は野菜の育つ土壌作りにはじまり、食材選び、調理方法まで質が追究されている
内容①園で毎日提供する食事は和食を基本としながら、「子どもの頃に食べた味が、おふくろの味になるから」(理事長)と、子どもが口にするものは、できるだけ体に良いものを選ぶ。
野菜の発芽部位なども残さず使い切るといった、食材の持つ力をできるだけ引き出すような調理方法を追究している。
味噌やドレッシングは素材そのものの味がする。
また園には三箇所の畑があり、そこで育てた自然野菜も活用している。
その畑の土は、野菜の根を砕きEM(有用微生物)を混ぜて発酵させて作っている。食による健康作り、食の安全・安心作りは徹底している。
タイトル②毎日の生活の中に、子どもの食育活動が自然と入り込むような保育計画が作られている
内容②

食育活動は詳細な年間計画があり、毎日の生活の流れの中に、自然と子どもが体験できるように配慮されている。
例えば、乳幼児期は五感を通した体験が重要なので、朝のある時間に、旬の野菜に触れる機会を多く用意している。

レタスやキャベツや白菜をちぎりながら「1枚、2枚、3枚・・」と数えたり、その感触を味わったりしている。

また3〜5歳児は毎朝、食材の下ごしらえの手伝いをしたり、三大栄養素のパネルで食材を分類したりしている。また梅干し、梅ジュース、沢庵、切り干し大根などを作る調理活動を通じて食への関心を深めている。

タイトル③二人いる栄養士が離乳食や食物アレルギーなど保護者の相談や要望にも対応している
内容③子どもたちはよく食べる。規則正しい生活と朝の運動で「お腹のすく」子どもの姿がある。
午前寝によって食事の時間は頭もスッキリし、「うとうと食べ」は皆無である。二人いる栄養士が「お食事ノート」で保護者とやりとりしている。
主に離乳食やアレルギー食のアドバイスが多い。
また保護者から「食事アンケート」をとって参考にしている。
これで子どもの食事の量や苦手な食材、料理などを把握し、給食の内容や調理方法に活かしている。
食物アレルギーの代替食は、例えば炒り卵がダメなら鶏そぼろにしたりと、できるだけ見かけの形も似せている。

ごあいさつ

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