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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

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わんぱくすまいる保育園(2016)

年度2016年(平成28年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①谷口 仁宏②松尾 肇浩③中山 利彦④倉掛 秀人
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育園
わんぱくすまいる保育園〒132-0031℡03-5879-3714
所在地東京都江戸川区松島3-39-15
園長  高田 浩美

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

昨年まで受審していたのとは違い、設問事項が理解しやすいため、何に対しての事なのか、設問内容を見ているだけでも、保育の振り返りになりました。
また、保護者からも、回答のし易さと、保育方法や、園に対する理解が得られる機会になり、課題と改善する内容と方法が明確になりました。
園の理念をもとに、保育環境や、保育に対する思い、方法に対して共感をいただけたり、多くの適切な助言をいただくことができましたことで、今後も、子どもたちや保護者、地域にとって必要な環境づくりのために全職員のチーム力を向上していくための振り返りができ、大変充実した時間でした。評価下さいました先生方ありがとうございました。

事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1) 一人ひとりの子どもが、安心し居心地の良い場所で遊べる環境のある保育園を目指します 2) 一人ひとりの思いに寄り添い、主体的な考えや行動ができる環境を目指します
3) 保護者が仕事と子育ての両立に支援し、安心して預けられる保育園を目指します
4) たてわりではない異年齢のかかわりを大切にしています
5) 地域の方々とのかかわりを大切に信頼関係を築き、誰もが利用しやすい保育園を
 目指します

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割

子どもを心から信頼し愛せることができ、子ども主体に保育環境を考えられる人。 楽しいことが好きな人。 物事を前向きに考えることができ、仲間と協力できる人。

(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

健康で、子どもや保護者、仲間に対して固定概念を持った見方や捉え方をせず、人に頼ることも必要なことだということを理解しチームで行う保育を楽しみ、リーダーの役割に意識を持ってほしい。

特に良いと思う点

タイトル園庭、園舎は望ましい子どもの姿を引き出すアクセントとなり、日々の生活と遊びの中で子ども達に育ちのエネルギーを与えている。
内容

園庭は昔ながらの自由な発想を最大限に引き出せるような環境(築山ドカン、井戸ポンプ、粘土質の土)があり、水や土などを利用して子どもの創造性を豊かに引き出してくれる遊びが常に保障されている。(水と土を混ぜ泥団子づくりや水を築山から流して自然のウオータースライダー遊び)
園舎のデザインや部屋の配置も特徴的で中心部分にある螺旋状の階段は吹き抜けで空が見えて自然の光が常に注ぎ込んでいて、階段に囲むように配置された保育室は視界を遮らずフルオープンで人と人とが自然と関わりあえるような環境が意図的に演出されている。

タイトル職員相互の良好な関係性が構築され、園職員が一体となった保育が展開されている
内容

子ども達への優しさを持った心があるだけでなく、元気で明るい職員が多く、職員相互の関係性も非常に良い。
看護師も子どもを常に把握したいという強い思いから保育に積極的に関わったり、事務員も保育に参加するなど、資格には関係なく、「一つの家」として、職員みんなが保育に関わるという職員全員での良好な関係性ができている。
園が目指すチーム保育をさらに進めた保育が展開されており、子どもから見た大人としてはすべてが同じ、という経営層の想いが実現されている。
職員の笑顔が保護者にも伝わり、笑顔があふれる保育園である。

タイトル園長や職員は、子育ての専門家という観点から、保護者が育児に際して心掛けなければならないことを園だよりや口頭等で確実に伝えている
内容

保護者への気配りや配慮を重視しながらも、子どもを育てることに関して親として大切にしなければならないことを明確に伝える取り組みがある。
ある月の園だよりには「子どもに胸を張れる大人になっていますか?」「子どもに間違った常識を教えていませんか?」そして「躾とは、「身」構えを「美」しくすると書きます」などと親としてあるべき姿を園は保護者に伝えている。ただ保護者の要望や意見に従うのではなく、子育てとはどういうことか、親としての子育てに対する心構えを園だよりや口頭等によって保護者に知らせる園の姿勢が特に良いと思われる。

事業者が特に力を入れている取組み

タイトル①人、物、空間環境の適切なバランスが子どもの発達に必要な意欲を引き出している
内容①子どもが主体的に周囲の人や物、そして空間に自由に働きかけることを意識、意図した園舎は、常に子ども達に必要な学びの刺激として整えられ、子ども達をいつでもやさしく包み込んでいる。
環境構成も日々の子ども達の姿から瞬時に変化させていくことの習慣化が図られ、常に子ども達の思いや状態に応じたふさわしい環境が生まれたり、生まれ変わったり変化の富んでいる。
保育者は子どもの遊びを意味を常に問いながら、遊びから導き出す発達の理解やより良い発達に繋がる新たな環境構成や支援・声掛けのあり方など日々、対応し続けている。
タイトル②入園当初から子どもだけでなく保護者に対しても園長や職員は気配りや配慮を欠かせない
内容②本園の保育を豊かにし、深めていくためにも保護者の園運営に対する理解と協力は欠かせないと園長は考える。
園の保育や行事に対して保護者の協力を得るためにも、入園当初から保護者に対するケアを大切にしている。
新入園児の慣らし保育を実施する際にも親の就労等の事情を考慮して、子どもの慣らしなしで対応する柔軟性を園は持ち合わせている。
また、子どもから少し離れたいという保護者の思いに寄り添って、保育時間に配慮するなど園は保護者の負担軽減のために取り組んでいる。
このような保護者の心情に対する園長や職員の気配りは高く評価できる。
タイトル③子どもの思い、選択を尊重した環境構成が常に受け止められ保障されている
内容③

日常の保育は保育理念である「自分が思ったことを自分で考え、行動できる保育園」とあるように、様々な生活や活動の中に食事の量を申告することや遊びの始まりの選択・展開する自由、またやめる自由など子どもの選択の権利を認めるなど主体者は子どもであることが徹底され、それぞれの思いに応答的に支援が行なわれている。
ある1つの活動をやりたいと選んだ子どもは情緒が安定し、意欲的な姿を見せ、やらないことを選んだ子どもはちゃんと認められ、別の活動への促しがあり、一人ひとりの選ぶことを前提とした最善の保育が保障されている。

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル保育方針を実現するための環境が柔軟に構成され、保育者の学びの機会となっている
内容①

保育方針の「子どもの主体性を育てる保育」、「子どもの自発的な活動としての遊びを保障する保育」を引き出す方法として様々なコーナーを環境として整え、自由な時間と空間を用意している。
保育者はそこでの子どもの様子、遊びの進み具合などを把握することに加え、遊び込めない子や遊びに興味を示さない子などに対しても課題の把握に努めている。
保育者はこれらの課題を共有し、環境の改善や新たなコーナー作り、遊びの提案などに結びつけながら、日々、保育の環境が子どもに相応しい場となるよう子どもの姿から学び、環境構成へと転換している。

タイトル②生活の中での環境を通した保育の実践が子どもの自発性と積極性を引き出している
内容②

0歳児の午前のおやつの時間に子ども達は自由遊びで、室内遊びと外遊びを行なっていた。それぞれの遊びがまだ継続中だったこともあり、活動を中断することなく室内の子は食べたい子から順番に座って食べ、外の子はウッドデッキで腰掛けて食べていた。
その後もそれぞれの遊びの継続を認め引き続き遊び続けるという環境の維持に努めていた。一人ひとりの思いに沿った支援の結果、、落ち着いてた遊び込む時間と空間が見事に保障され、生き生きとした子ども達の表情があり、保育者は子どもの環境への働きかけをとても大切している。

タイトル③日々の生活、遊びの振り返りから保育目標に反映しやすいよう工夫が図られている
内容③

系列的に整備されている月、週、日の指導計画はそれぞれは反省、評価を記入する欄があり、保育目標を基に日々の活動の反省をまとめて月の計画では次の月に反映させたねらい、指導内容、環境構成と保育者の援助など保育の計画性の質を子どもの姿から向上させていくようなサイクルが行なわれている。
また日々の気付きや課題、クラス別の交流活動計画なども昼礼(お昼のミーティング)で情報の共有が行なわれている。さらに事務室には保育の理念、目標などが掲げられていて日々の活動の前には保育目標を目にして意識化できるような工夫も見られる。

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①日々の生活と遊びの延長が行事であり、子ども自身もその準備の過程に参画している。
内容①

行事は保育の延長上であり、大人が主体とならないように子どもの意見を取り入れながら行い、運動会や夏祭りなどでは、それぞれ日々の保育の中で使うものや準備するものを子ども達が作り、その期待感を高めるような取り組みをおこなっている。
またもうすぐ始まる運動会においても入場門を自分達で製作し、その完成までのワクワク感を継続、向上できるよう保育室の入り口付近に置いていた。
それぞれの行事の趣旨に応じた形でクラスや子どもたちが目標に向かって協力し成し遂げる充実感や喜びが味わえるよう配慮している。

タイトル②子どもの育ちを支える一員として保護者も地域も行事に参加、参画している
内容②

保護者自身も保育園の行事(夏祭り、もちつきなど)に参加し、手伝うというよりスタッフの一員として参画している。順番で夏祭りの店番をしたり、親同士が参加することで保護者同士の交流にも繋がっている。
地域に対してもチラシを配布するなど積極的に呼びかけたり、近隣の小学校にも呼びかけを行なっている。
保育園の行事を通じて地域交流の意識が高く、「みんな」で子どもの育ちを支えるという共同体意識が高い。これらの行事に関しては保護者アンケートを実施したり、行事記録簿を作成し、次年度に繋がる自己反省の機会を持っている。

タイトル③ 
内容③

 

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①子どもの主体性を認めた食事・セミバイキング形式は、食への意欲の向上を図っている
内容①

子どもが自分で食べたい量を伝えてよそってもらうセミバイキング形式の食事は、子ども自らの自発的な行為として捉えられている。
料理の一つひとつを各品、どのような料理か?、どれぐらい食べれるか?を自己判断することによって、子ども達の食への意識が高まっている。
食事内容は遊びとの関連性(たくさん満足して遊ぶとたくさん食べる)を基に旬の食材を和食中心に構成され、生活リズムや個人差があることから食事のタイミングも子どもに応じ、座る場所も子どもの自由な選択を尊重していることなどからも意欲的になるように促されている。

タイトル②変化の富んだ食事環境は一日の生活の中で子どもにワクワク感と元気を与えている
内容②

年齢や発達の異なる子ども同士が一緒に食事をする中で、さまざまな会話を通じてお互いのコミュニケーション能力の向上が図られている。
また食事の環境では、基本的に食事をする場所は大体決まってはいるが、その日の活動や子どものたちの様子に応じて柔軟に取り組まれている。
天気のいい日にはテラスやウッドデッキで食べたり、場所に拘らず保育園のエントランスで食べるなど目的に応じてよい変化を与えている。
行事食でもニンジンを星型に型抜きするなど日々、食事に対してワクワク感を失わないように変化と工夫に取り組み続けている。

タイトル③調理室の「見える化」は子どもの食と調理への関心に繋がり、幸福感に溢れている
内容③

調理室はガラス張りで階段を利用して一段高いステージのようなところから調理しているところを同じ目線で見ることが出来る。
だれが?どうやって?その過程が見えることで調理に興味を持つ子がその後の夏野菜を栽培し、ミニキッチンを使った子どものクッキングへの動機付けに繋がっている。
また調理過程が子どもから見えることは家庭と同じように食材を切る、食材を入れる、食材に味をつける、調理する、盛り付けるなどの五感を通じて見て、聞いて、においなどを感じることができ、調理室と保育室との日々の食事の連携が子どもを通じて繋がっている。

ごあいさつ

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