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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

保育環境研究所ギビングツリー(GT)
                     
〒161-0033東京都新宿区下落合2-10-20
新宿せいが子ども園内

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栄町保育園(2016)

年度2016年(平成28年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①林 昭宏②倉掛 秀人③松尾 肇浩④谷口 仁宏
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育園
栄町保育園〒173-0015℡03-3961-3241
所在地東京都板橋区栄町26-1
園長  伊藤 賢

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

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事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1)子どもの生きる力を引き出す
2)子ども一人ひとりを大切にした保育
3)職員一人ひとりの力がチーム保育として発揮できる環境
4)子ども同士の関係性を育む保育

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割

①子どもの興味関心、個性を引き出すことが出来ること
②自身の得意分野を活かした保育環境づくり
③職員自身が好奇心旺盛で個々が協力しあう関係性が発揮できること

(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

子ども主体の保育を基本に保育者一人ひとりの得意分野を活かしてもらいたいと思います。

特に良いと思う点

タイトル創造性を育む保育を大切にしており、子どもたちは造形活動などを通して子どもの自発的で個性的な表現を楽しんでいる
内容

施設長は元デザイナーであり、施設の設計デザインから室内装飾、絵本の選定まで、アート感覚を活かした保育がなされている。
リーダー層は子どもの「創造力」を育むことに力を入れており、特に子どもが生まれながらに持っている「表象欲求」を上手に引き出しながら、子どもが造形の世界を探求できるように誘っている。
しかも、リーダー層は、子どもの表現欲求には、ユーモアや遊び心が豊かに含まれていることを大切にしており、実際に子どもの作品は、自由に躍動するイメージを伝えている。職員も子どもの造形力に魅力を感じ、意欲的に取り組んでいる。

タイトル同じ保育理念のもとで職員がよく話し合って同僚性を高めており、環境を通した保育や子ども同士の関係を大切にした保育が充実してきている
内容

公立から民営化されて3年目だが、子どもの自律的な生活が定着してきている。それは子どもの欲求を大切にした環境を通した保育が徹底されていることと、子どもたち同士の中で共同的な学びを多く経験していること、さらに職員が子どもの様子をよく観察して環境を再構成し、経験の質を高めていることなどの積み重ねによるものだろう。
そうした職員全員が同じ保育理念や目標のもとで保育を高めることの成功しているのは、経営層のリーダーシップにより、職員が意識して相互の対話を大切にしているからで、同僚性の高い組織運営になりつつある。

タイトル保護者とのコミュニケーションを大切にして、保護者と共に子どもの成長・発達を喜びあおうとする職員の姿勢が見られる
内容

保育園の見学者に園の方針や保育方法を伝えることを重視していたり、初めて子どもを預ける保護者の気持ちを受け止めるために、「親子ならし」を設定するなどして、保護者の気持ちに寄り添い、判断できる情報や安心できる方法を提案している。
また、その考え方は、保育そのものも同様であり、子どもが主体的に活動できるように、生活や遊びの環境を整えることに重きを置いている。
さらに保育者は、日々の活動の様子からアクシデントまでもを保護者と共有していることから、園と保護者が一緒に子どもの育ちを支えていこうという姿勢を感じる。

事業者が特に力を入れている取組み

タイトル①子どもの自発性を尊重した生活や遊びが充実するように環境の再構成が繰り返されている
内容①子どもが自発的に働きかけることを大切にした保育環境がある。遊びの興味や関心に応じたゾーン保育(製作やパズル、ままごと、絵本、積み木など)、また一人ひとりの生活を保障した3つの活動スペース(遊び、食事、お昼寝)は、子どもたち自身の主体性や自発性を柔軟に引き出している。
また保育者はそれだけでなく、子どもの育ちや保育活動の中で感じた些細な変化、育ちの芽を見逃さず、さらに環境を再構成しながら子ども一人ひとりの育ちの広がりを保障している。
タイトル②子どもひとり一人の主体を尊重した生活環境と保育者の適切な応答が行われている
内容②園は自発的な活動を促せるように急がせない、無理にさせない関わりを大切にしている。機嫌が悪い、集団遊びに入らない子がいる場合は個別の対応が必要となる。保育者は子どもの育ちを振り返り、どう対応することがいいか自問自答している。
保育者の応答が必要だと判断した場合は、すぐに寄り添い対応し、様子を見た方がいいと判断した場合は、少し離れたところで見守り、状態の把握に努めている。
このような子どもからの働きかけをまず把握すること、そしてふさわしい応答を行うという相互プロセスが、子どもの発達に応じた適切な支援となっている。
タイトル③アクシデント情報を公開し、保護者が安心して子育てができるように工夫している
内容③

園は、保育方針や日々の活動の様子や子育てに関する情報を掲示物や保護者会などで積極的に発信するようにしている。
特に、アクシデントについて、職員の意識を高く持たせる意図もあり、あえて「けが発生の報告」として保護者向けに掲示している。
内容は、けがに至った状況や園が考える原因、さらにどのような対策をとるかを伝えようとしており、もし保護者から意見があれば受けるようにしている。プラスの事もマイナスの事も共有することで、結果的には子どもの利益になると考えており、より安心して保育園を利用して欲しいという姿勢が見られる。

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル①

子ども自身が意欲的に取り組む活動を通じて、子どもの自発的な活動参加を促している
内容①

園の保育方針「子どもの主体性を育てる保育」では、保育の中で多様な価値観の中でお互いを認め合い、個を作る集団づくりが意図されている。集団活動は、同年齢や異年齢など多様な形態がある。
一斉に参加させるのではなく、一人ひとりの心の状態(参加したくない、興味がないなど)に応じて、子どもと話し合いながら、子どもの自発的な参加を促している。
また運動活動などにもっと興味や関心が向くように、その活動が見え、聞こえる距離で行うといった工夫もしている。

タイトル②保育活動の中で子どもの自発性と自主性を尊重しながら、考える力を育んでいる
内容②

保育園の廊下には平面作品、立体作品など子どもたちの創造性に溢れた個性豊かな作品が飾られている。
週に1回の「わくわくピカソ表現活動」という表現遊びの中で、不思議に感じる心や好奇心、探求心を育んでいる。子どもたちが自由に遊ぶことができるゾーンの中にも製作をする場が設けられている。
そこでは様々な表現方法で描かれた、色彩豊かな絵画が張られていて、子どもたちの感性を刺激する環境となっている。
また、何をして遊ぶかを選ぶとき、交通信号の色で表現された掲示ボード(青は開いている、赤は閉じでいる意味)を見て判断している。

タイトル③保育環境は子どもの興味ある活動から発展させ、さらなる意欲を引き出している
内容③

保育室の環境は、遊びが発展していくように工夫されている。例えば顔の表情を表した絵本をコピーして張り出し、その横に実際の子どもの顔の表情を並べたり、お散歩で興味を持った電車の写真を張り出している。
また手の届く棚の部分にピアノの鍵盤を張るなど、保育者自身の気づきから生まれた環境の再構成をいたるところで感じることができる。
日々の生活と遊び、保育活動から見えた子どもの興味や関心を、保育の環境に注ぎ込みながら、子どもの発達にふさわしい環境を常に用意し続けている。

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①行事は日々の保育の延長と考え、日々の活動で得た学びや成長を伝える機会となっている
内容①

園は日常の保育の積み重ねを、行事につなげる意識を大切にしている。日々の遊びや活動の中で見られる成長や発達を、そのまま行事として計画している。例えば「わくわくピカソ表現活動」や「うんどうタイム」という日々の活動の中で培われた楽しさを、行事を通じてさらに演出し、保護者にもわかりやすく伝える機会としている。
例えば年度末の成長展は、教育の5領域の視点から改めて子どもの育ちを捉え直した作品展示会で、子どもの成長のプロセスがよくわかる。

タイトル②保育方針をよりよく理解してもらうために説明する場として、行事が計画されている
内容②

運動会やお楽しみ会は年齢別にみてもらうだけでなく、異年齢での発表もある。保育方針「子どもの主体性を育てる保育:多様な価値観の中でお互いを認め合い、個を否定する集団から、個を作る集団を目指します」とあるように、日々の生活の中で多様な人間関係を経験し、活動の内容によって様々な集団が形成されている。
年齢に拘らない異年齢保育や、子どものやりたい遊びを自らの意志で決める選択性保育、あるいは子ども同士の関係発達など、園が考えている大切な子どもの育ちも、行事を通じて伝える機会となっている。

タイトル③ 
内容③

 

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①自らの気持ちを伝えるセミバイキング形式の食事は、食への意欲と楽しさを与えている
内容①

子ども自らが楽しく、落ち着いて食事ができる方法としてセミバイキング形式が取られている。
自分で食べたい量を伝えてよそってもらうことにより、コミュニケーション能力と食べることに関しての意欲の向上が図られている。
食べる場所も自由に座ることができるが、時期や成長によって色で分けて異年齢同士の関わり合いを促すこともある。
また食材についての話を調理担当から聞きながら、子ども自身も疑問に思ったことなどを伝えあっている。
あたたかな会話を通じて食べる意欲と知る意欲によって、楽しい雰囲気での食が営まれている。

タイトル②食を通じた子ども集団の中で思いやる気持ちや自律する力などの社会性を育んでいる
内容②

食事は年齢や月齢に応じて、食べ始めや終わりの個人差はあるが、同じ場所で同じ時間に一緒に食べることを大切にしている。
食物アレルギーなどによる個別の配慮が必要の子には、食事の自立具合に応じて、少し離れた場所で食べている。
幼児は3、4、5歳が共に食べることで、年上としての自覚と年少児に対する思いやりや配慮が見られる。例えば食事中にお皿を落として割った時に、通れず困っていた子に対して「○○ちゃん、危ないから回っておいで」という声かけが聞こえた。
年齢差、発達差のある食事環境の中で豊かな心情を育んでいる。

タイトル③家庭と保育園との連携を図ることで、子どもたちに必要な食体験や献立に役立てている
内容③

園は、離乳食を進める際には家庭との連携を密にとりながら、家庭で食べた食材を栄養素別に毎月確認している。   
それを基に離乳食のメニューの献立に反映させている。
入園面談で、食べ具合、食べ方、嫌いなものや受け付けないものなどを確認し、無理のない食事環境を心掛けている。またブルーベリー、トマト、ナス、ラディシュなどを栽培し、食物の成長を直に感じる経験を大切にしている。
収穫し、食べてみるという一連の体験を写真で掲示したり、提供食を毎日展示しながら、保護者に対して食育内容を伝えている。

ごあいさつ

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