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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

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光明第四保育園(2016)

年度2016年(平成28年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①松尾 肇浩②倉掛 秀人③谷口 仁宏④中山 利彦
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育園
光明第四保育園〒193-0823℡042-625-4118
所在地東京都八王子市横川町603
園長  金井弘美

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

評価者との話し合いの中で、園の方針、職員の考え方、保育の方法について、振り返りが出来たと同時に見守る保育への考え方やこれまでの取り組みが評価され職員の更なる意欲へとつながった。
職員が考えて実践し、自己評価できる機会を多く持ち、今後の保育に生かしていきたい。
第三者評価で求められる考え方や意図が理解できた。

事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1)経営理念:私たちは地域の人々が安心して輝いた人生を実現できるよう慈悲の心で
 支援します
2)福祉の拠点を創造し地域と共に歩みます
3)人格人権を尊重し一人ひとりを大切にした支援をおこないます
4)公正で透明な経営をいたします
5)上記を達成する為に人材育成に励んでいる

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割

・子どもの視点にたった援助ができる事。又、どの職員にも思いやりを持って
 業務遂行できる事。
・自分以外の他の職員にも目を向け、自分の役割や業務分担以外でも快く仕事ができること。

(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

・現状に甘えず、持っている力を発揮したり、いろいろな意味で前向きにがんばれること。
・子どもや保護者の視点たち、相手が何を言わんとしているのか、
 何を望んでいるのかをキャッチできる感性。

特に良いと思う点

タイトル本園全クラスの子どもたちが野菜や米の栽培と収穫を体験し、収穫物を感謝の気持ちを込めて保護者に振る舞う取り組みは特に優れている
内容

本園の食について関心を深める取り組みが特に良い。本園には食育活動の一環として0歳から5歳の全クラスが野菜の栽培及び収穫を体験する取り組みがあり、トマト、キュウリ、ピーマンやナス、じゃがいも等を栽培している。
年長組は米作りに挑戦して、発芽から稲作に取り組むが、夏に水が枯れてしまったり、鳥に食べられてしまったり大変な経験を積みながら稲を育てた。
収穫した玄米をついて精米する取り組みもおもしろい。
できた米を11月の「ありがとうの日」に来園した保護者にふるまい、親に感謝の気持ちを表す取り組みは大いに評価したい。

タイトル子どもたちは主体者として尊重され、自発的に保育園生活や発達に沿った遊びを展開しながら社会的な集団意識を高めている
内容

園は子どもの活動を中断させないように、空間を食べる、寝る、遊ぶ場所に分けている。子どもの発達に応じたブロック、絵本、製作などのコーナーを用意し、子どもが自分でやりたい遊びや過ごす場所を選ぶことができる。
生活の切り替えの際も、子どもの自発的な行為を待つ姿勢を大切にしている。例えば食事への流れでは、おもちゃを片付けて食事をするタイミングは子どもに任され、最終の受付の時間になると音楽が鳴り、子どもへの気付きが促されている。
そこでは子ども同士の誘い合い、促し合いなども見られ個を尊重した社会的な集団性が育まれている。

タイトル経営層は職員の主体性を歓迎しつつも、細かい部分までの配慮を求めることで職員の成長を促す姿勢があり、良い緊張感につながっている
内容

経営層が積極的な若手職員のやる気を尊重し、提案をそのまま実行させることは容易い。
しかし本園では、園長は職員のやる気だけでなく、それを実行した際に周囲の職員や保護者などの関係にとってそれがどのように受け止められ、どのような問題を引き起こす可能性があるかなど、あえて問題が発生するリスクや課題を提起することでその職員の育ちを支援するという手法を選び、職員一人ひとりを気配りできる人材へと成長させようとしてきた。
これを意識的に続けることで、職員も管理職に甘えることなく、指摘前に対応する準備が身について来ている。

事業者が特に力を入れている取組み

タイトル①本園は子どもの体幹づくりや身体バランス確保の実践を転倒によるけが防止に繋げている
内容①本園は転倒によって子どもが顔面等に裂傷を負う事故の回避に力を入れて取り組んでいる。子どもの体幹づくりを始めとする危険回避に関する外部研修に参加した職員が園内での伝達研修として学んできたことを他職員に伝える取り組みがある。運動会の種目の中に体幹づくりプログラムを導入する試みも興味深い。今年度大型遊具を設置した本園は同遊具の利用を通じて子どもたちが上腕筋や足腰を強くすることをめざしている。また、体幹づくりだけではなく、平均台等を使用する身体バランス確保の取り組みも子どもの転倒による負傷防止に繋がる。評価したい。
タイトル②保育環境は子どもの好奇心と意欲を引き出し豊かな遊びの経験を保障している
内容②園舎は木を多く使用し、温かみのある雰囲気がある。天然の木をそのまま用いた玄関先の大黒柱を始め、心の木、勇木は直に触れることで木の質感を感じることができる。
保育室は一人ひとりのリズムに応じた生活空間(食べる、遊ぶ、寝る)や子どもの興味、関心に応じたコーナー遊びが整えられている。
また幼児の廊下にある木製遊具「隠れ道」はわくわくする挑戦を通じて、四肢を使いながら登る、潜る、降りるなどの運動機能の向上が意図されている。
日常の遊びに「動」的な要素を入れることで遊びの幅が広がり、意欲的な運動遊びの展開に繋げられている
タイトル③主体的に取り組む遊びを保証しながら、最適のタイミングで食事を取ることができる
内容③

保育者は遊びと食事の環境を同時に整えることで、子どもひとり一人の状況に適した食環境を整えている。
例えばまだ遊び続けたい子はそのまま遊ぶことが認められたり、食べたいと思う子は自分のタイミングで食事を始めることができる。
また遊びの中で生まれた子ども同士の社会的な関係がそのまま食事環境へと自然に引き継がれていることが多く見ることができた。
このような好きな遊びに取り組むことができる時間的な保証と子どもに応じた遊びと食事との自然な流れが子どもたちの主体性を引き出し、満足度を高めている

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル①子どもが自発的・意欲的に遊ぶことを引き出すための環境への工夫が見られる
内容①

園は子どもたちが自発的、意欲的に遊びを深め、広げていく様々な工夫を行なっている。
廊下の空間は移動だけでなく部屋の一部としてロッカーが設置されていたり、運動する場所になるなど広く活用されている。
ロツカー上部の空間は「隠れ道」として廊下の端から上り、渡り、降りるような空間全体を有効に活用したオリジナルの木製遊具が子どもの好奇心に働きかけている。
また子どもと保護者が見える場所に遊びのレベルに応じた達成表が張り出されているなど遊びの向上心と新たな遊びへの動機付けへの「しかけ」が多く見られる。

タイトル②保育者は子ども集団の意味を考えながら一人ひとりに応じた適切な配慮を大切にしている
内容②

保育者は保育園生活の中で生じる集団の役割を考えながら、保育活動を行っている。集団遊びは、一斉にやらせる活動としてではなく、子ども自身がやりたい、やってみたいと思うものでなければいけないと考えている。
やりたくないという子どもは、無理に参加しなくても傍で様子を見ながら自分の意思で参加するタイミングを取ることが認められている。
また食事についても時間内に自由に取ることができるなど一人ひとりの状態に応じた集団形成が行なわれている。
食事受付終了の時間が近づくと音楽が鳴り始め、自主的に動き出す流れとなっている

タイトル③日々の保育活動は、子どもの状態や興味・関心に基づきながら展開されている
内容③

日々の保育活動は、保育目標に基づいて計画されている。具体的な活動計画は子どもの興味や関心に応じて計画され、子どもの状態や天候などを考慮しながら柔軟に活動内容を変更し、対応している。
例えば夏場のプール遊びの計画の際も健康上の配慮などが必要な子のため室内活動とプール遊びに分けたり、多い時には週3回は園外活動を入れて園での遊び、地域での遊びとメリハリを意識しながら取り組んでいる。
保育者はいつもの散歩ルートには無いものに子ども自身が気付いたり、季節の移り変わりも同じ道だからこそ、気付いていることを喜びとしている

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①日々の保育活動を通じて、子ども達の相互意識の中で行事に対する意欲を高めている
内容①

園は、日常の遊びの延長線上になるものが行事であると考えている。
保育者は5,6月ぐらいから運動会で例年取り組んでいる鼓笛隊やバルーンなどを保育活動の選択の1つとして取り入れるようにしている。
行事が近づいてくる中で少しずつ頻度をあげて、ある時期に意図して子ども同士が取り組みを見せ合うような場を設けている。
そうすることでお互いに取り組みへの意欲や向上心の意識を高められている。また別の目的として年中児は進級後に、自分達が取り組むイメージを持つことにも繋がり、子ども同士の憧れや意欲を高める機会となっている

タイトル②行事を通じて保護者の保育方針への理解を深めるため、工夫された冊子を作成している
内容②

園は、行事を通じて保育園の保育方針を理解してもらう機会と捉えている。運動会では「体幹を育てる」をテーマとして、子どもの発達過程の中で育むバランス感覚などの運動要素を含め、冊子にして保護者へ配布している。
子どもたちが遊んで取り組んでいる様子、運動会に至るまでの活動の流れ、自ら練習をしている姿などを写真と解説を入れて細かく伝えている。
子どもの作品展でも同じようにテーマ「ちぎる」から、月齢や年齢、興味・関心に応じた多彩な作品へと取り組みが紹介され、行事の際は子どもの育ちを感じやすい工夫が図られている。

タイトル③ 
内容③

 

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①子どもの食への意欲を大切にしながら、楽しく食べれるような工夫が図られている
内容①

園は、子どもたちが楽しく食べることを通じて、様々な食への意欲を高める配慮を行なっている。
3~5歳児はセミバイキング方式の配膳方法で当番や保育者との「どれくらい食べる?」「たくさん?少なく?」などのやり取りを通じて、一人ひとりが必要な量を決めることが認められている。
また食事を取る時間も決められた時間内に食べていいという個々のペースを尊重する形となっている。
遊びの中断がなく、子どもたちは自らの場面の切り替えを行うことができることで、楽しく遊ぶことから楽しく食べるという流れを作るという工夫が図られている

タイトル②子どもたちの健康に配慮された食事と保育活動を通じて、食への関心が高められている
内容②

園は、給食のメニュー構成に様々な工夫をしている。例えば1ヶ月を大きく2つのメニュー構成に分け二週間サイクルとしてメニュー構成をすることで、実際の子どもの食べる量や好み、食材の大きさなどを再検討しながら、次のサイクルに活かしている。
また1ヶ月に3回は全国の郷土料理を取り入れながら様々な食の変化を楽しんでいる。玄関口には大きな日本地図があり、郷土料理として食した県は、色を塗っていくというゲーム感覚を取り入れながら、子ども達の食への関心と興味を味覚と視覚を通じて広げるような取り組みが行なわれている

タイトル③当番活動等を通じて人とのコミュニケーションを広げ社会性の育成が図られている
内容③

園では、3~5歳を中心として自主的に食事の準備を手伝う取り組み(朝食育)が行なわれている。  
キャベツや白菜をちぎる、シメジやキヌサヤ、もやしなどの準備をお手伝いするなど直接的に食材に触れたり、職員とのやりとりを通じて自然な会話が促されている。また当番活動では、セミバイキング方式であることから、配膳の準備や子どもとのやり取りが自然と促されている。
また机は台形のもの2つを合わせて六角の形状にして使用することでお互いの意識が高まり、子ども同士の自然の会話が促され、コミュニケーション能力の育成が図られている。

ごあいさつ

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