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「見守る保育」藤森メソッド

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 Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI

      A practical childcare & curriculum guide based
     on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad. 
 

保育環境研究所ギビングツリー(GT)
                     
〒161-0033東京都新宿区下落合2-10-20
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恵・YOU保育園(2017)

年度2017年(平成29年)評価機関:評価基準研究所(IRES)
担当評価者評 価 者 氏 名
①筒井 正人②高野 真智子③原田 真弓④谷口 仁宏
福祉サービス種目

評価対象事業所名称
認可保育所
恵・YOU保育園〒157-0062℡03-5697-2597
所在地東京都足立区東綾瀬1丁目9番4号2F
園 長 植松 かをる

今回、第三者評価を受審してのご感想(256文字以内)

事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)のうち、特に重要なのも

1)誠実
2)自分の役割を果たす為に研鑽続け理念の実現をめざす   
3)更に社会福祉事業として力をつける
4)地域に信頼される保育園作り
5)人として成長出来る職場

期待する職員像

(1)職員に求めている人材像や役割

「何のために」を考え公平に物事を分別出来る人材が、社会福祉事業に参画した使命を理解し尽力していく。

(2)職員に期待すること(期待を持って欲しい使命感)

慣例や通例に準じるではなく、園のため利用者のために善処出来ることを考え、提案し実行できる人材で有ること。

特に良いと思う点

タイトルボトムアップから生まれた目標意識と一体感が園全体を勢いよく包み込み、園と保護者が一丸となり、力強く目指す保育にまい進している
内容ALL恵・YOUを合言葉に経営トップから新人職員まで全員が意識を共有し、目的に向かって一丸となって取り組んでいる。園全体の意気込みを保護者にもほどよく伝え、園に集う全員に、園の目指す保育への理解と、いっしょに子育てをしていく仲間としての一体感を生み出している。行事の際には職員全員でお揃いのTシャツも作った。Tシャツには、拓く力・恵YOU魂というロゴが力強くプリントされている。「恵YOU魂」という言葉は、若い職員の提案だという。目標意識の共有や意思統一がボトムアップから実現されている。まさに恵YOU魂である。
タイトル職員会議、主任会議、朝・夕礼など職員の情報共有と連携が徹底されている
内容毎月の職員会議、毎週の主任会議、毎日の朝・夕礼などの会議により、職員間の情報共有や話し合いが常に行われている。それらは積極的なICT化により、園生活の中で随時新しい情報として職員間や保護者と共有することが可能となっている。しかし、そのシステムに頼るだけでなく、直に人と人が顔を合わせ言葉を交わし合う事で、互いの考えを理解し合う姿勢が大切にされており、子どもを見守る大人の協力体制につながっている。また、各会議で話し合われたことは、常にログに記録され、その後の園のマニュアルとして活用されている。
タイトル保護者・地域との関わりから保育園を中心に豊かなまちを作って行く「まち保育」作りを目指している。
内容保育園には、在園する保護者の支援、近隣の保護者の支援等が義務付けられているが、本園はそこからさらに踏み込み、保育施設があるからこそ町がゆたかになる! という主旨で「まち保育」を目指している。実際に、在園の保護者とは保育参加や「おやじの会」を通しての関係作り、地域とは、「地域の美化キャンペーン参加」「地域の障碍者施設訪問」「家庭支援センターとの連携」「開かれた学校協議会」など、着実に地域との関係を作り始めている。「まちが子どもたちを見守りながら育てていく」という関係作りにこれからも期待できる。

事業者が特に力を入れている取組み

イトル①人を信じ人を育てる育成方法を徹底し、保育者の個々の力と組織の力を高めている
内容①「小さなことでも(その時は見えなくても)子どもの心に作用する。だからこそ、できそうなことは何でもやっていく」。そのために、どんなことでも良いと思ったことはすぐ実行しようというシンプルで前向きな意識を持ち続け、日々の保育に取り組んでいる。子どもの現在と将来のための地道なファシリテーションとあたたかで応答的な対応の中で、小さな工夫や取り組みに喜びを感じる保育者になってほしい。こうした一人ひとりの心映えの中に、組織の全体力の向上があるのではないかと経営トップは語る。人の力を信じ、人と人との関係を大切にしている。
タイトル②全員で取り組むOJT研修により、意識の統一、保育力の向上を果たしている
内容②子どもの発達を保障していくために、園の理念、保育方針を共有するためのOJT全員研修を行っている。同じ研修に職員全員で取り組むことで、経営トップ、園長の保育への思いを、子どもの見方や援助の方法など具体的な形に落とし込んで共通認識できるという。各クラス一日の保育の様子を担任がWebにあげているが、その様子を文章表現を見ると、保育者が子どものどのようなな育ちを見ているのかがわかるという。個々の保育者が自らの保育を見つめ、語る力を身に付けてきた。全員で取り組む研修が、保育力の向上となってあらわれている。
タイトル③地域の保護者や他施設との交流と連携を重ね、継続的で力強い子育て支援を行っている
内容③施設の垣根を越えた子育て支援を行ってきた中で培われた、地域の他施設や保護者との連携を今なお強く維持している。他園の子どもを閉園後の時間まで預かる二次保育の利用者が成人した今もなお、地域の保護者や他園との連携関係も維持している。強い絆の元となったのは、「保護者支援の根幹はことばかけ」という信念から、保護者や子どもとの直接の対話を重視して真摯に向き合ってきた姿勢だろう。保育の結果が見えてくるのは遠い将来。しかしだからこそ、失敗も成功もきちんと受け止める。双方の共通理解に基づくリアルな子育て支援ができている。

評価項目
日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している(6-4-3)

タイトル①子どもの発達に応じた手作りおもちゃや表現を楽しむ環境の充実がある
内容①他園を見学したことをきっかけに、手作りが得意な職員を中心になり、主に0・1歳児の手作りおもちゃが充実してきたという。保育室には、既製品では対応が難しい0・1歳児の一瞬一瞬の発達段階に応じたおもちゃが愛情いっぱいに制作されている。また3・4・5歳児になると、子どもたち自身が制作あそびに意欲的に取り組めるよう多くの素材を集め、あそびにじっくり取り組める時間を保障するよう留意している。この他、週に1度のリズムあそびや体を動かすあそびを通じて、様々な表現を楽しむ機会を準備している。
タイトル②子どもが自主的に当番活動に取り組める環境がある
内容②2歳児の12月頃を目安に、子どもたちは当番活動を始める。当番の仕事は多く、朝の会の進行を行ったり、出席人数を伝達したり、食事の時間にテーブルを拭いたり、お茶を準備したり、おかずの配膳をしたりと役割は多岐にわたる。ここでポイントになるのは、どの役割も子ども自身が自ら選び、主体的に取り組んでいるということ。異年齢の中で他者と協力し関わり合うことを通して、生活の中での感謝の気持ちが湧いてきたり、自分でやり遂げる達成感や喜びを味わったりするなど、子どもたちの心の成長につながっている。
タイトル③職員自ら個性を生かし多様な分野の遊び・楽しさを提供している
内容③手作りおもちゃマイスターや折り紙マイスターなど、職員の自己申告制によりマイスターを設定し、職員の得意分野を発揮する機会を保障して各自の自信に繋げている。各マイスターから職員全体への呼びかけで取り組みが個から集団へと繋がり、持続性・継続性をもって取り組んでいくことがねらいである。大人が自ら楽しみ没頭する姿を間近に見たり・感じたりすることで、子どもたち自身が「楽しそう」、「やってみたい」と自分自身の意欲を育んでいる。

評価項目
日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している(6-4-4)

タイトル①子どもが意欲や期待をもって取り組める行事の工夫がなされている
内容①入園式や誕生会など大人主導になりがちな行事についても、常に子どもたちと職員が協同で取り組み、子ども参加インタビューを行うなど子どもが主体的に取り組めるよう工夫している。また運動会や発表会の取り組みについても、毎日の生活の延長線上に行事が位置づけられ、子どもの日ごろの姿や子ども同士の関係性がうかがえるものにしている。行事当日までの準備には子どもの意見が十分に反映され、終了後も行事の体験と保育の体験が切り離されることないよう留意している。行事を通して日常の生活が豊かなものとなっている。
タイトル②行事のねらいを明確にし、保護者に対する行事参加の呼びかけを積極的に行っている
内容②年3回の保護者会は、4月に年度当初の園全体の説明や各クラスからの伝達、9月は運動会開催に向けた説明、年度末は新年度移行を見通した案内など、その都度保護者へ開催のねらいを明確にし、積極的な参加を呼び掛けている。また、夏祭りや運動会な保護者に協力を要請する行事や、新たに発足した親父の会を通した季節の行事への参加依頼は、WEB連絡帳を有効的に活用しつつ、園内の掲示物での呼びかけや職員から直接案内をするなど、保護者と職員が協力して行事を楽しく盛り上げる仕組みがあり、保護者と園との意識共有が深まっている。
タイトル③実施後の振り返りをしっかりと行い次の行事へ生かすことがルーティンになっている
内容③園内の子どもたちと職員で行う行事については、実施後に職員による振り返りが常に行われ、その内容は次回のための記録として残され職員間で共有されている。また保護者参加型行事については、保護者へのWEBアンケートを積極的に活用し、園は常に保護者からの意見を受け止めている。こまめな振り返りにより、行事を活性化している。

評価項目
子どもが食事を楽しめるよう、指導・援助している(6-4-6)

タイトル①入園時に保護者から丁寧な聞き取りや確認を行い、安心安全な食事の提供が行われている
内容①入園時に保護者よりこれまでの子どもの生活環境や喫食状況を確認し、園の食事提供については、除去食や宗教上の理由において配慮を要する場合は、保育士だけでなく調理師からも説明を行い対応している。後期食から幼児食への移行についてはその日の献立や残食の振り返りが日常的に行われており、献立の作成や味付けの工夫に活かされている。
タイトル②成長過程に配慮した楽しい食体験が充実している
内容②噛むこと、手づかみ食べを十分に体験すること、自分の一口の大きさ感を体得すること…。給食では子どもの成長過程に応じた必要な体験ができるよう配慮されている。3・4・5歳児では欲しい量を申告する形のセミバイキング形式の配膳を行っており、子どもが主体的に食に関わっている。誕生児の特別メニューなど、子ども集団が存在する保育園ならではの食べる楽しさを味わう体験も用意されれている。調理を担当する職員は調理室から出て、食事の場面に立ち会ったり食育指導を行ったり、保育者と連携して子どもの食への興味・関心を育んでいる。
タイトル③野菜の栽培やクッキング保育など、楽しい食育実践が保護者と共に行われている
内容③栽培活動は、種や苗を植えることに始まり、日々の水やりや世話などのプロセスを子どもや保護者の目にとまる場所で行い、その間、成長過程の写真も展示している。収穫までの過程を皆で期待しながら楽しむための工夫である。楽しみながら期待をふくらませた後は、収穫とそれを食べる喜びが待っている。栽培活動以外では、「おやじの会」の協力のもと、盛大な餅つき会が行われるなど、園生活の中で親子で伝統行事や食に関わる体験を楽しむ機会が提供されている。

ごあいさつ

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