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「見守る保育」藤森メソッド
ーーーーーーーー 公式ホームページ ーーーーーーーーーー
Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI
A practical childcare & curriculum guide based
on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad.
保育環境研究所ギビングツリー(GT)
〒161-0033東京都新宿区下落合2-10-20
新宿せいが子ども園内
Email:: info@mimamoru.net
「見守る保育」の特徴(「見守る保育」実施園の様子)
どの子も同じように時間的経過の中で発達していきます。おすわりができる、はいはいする、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩き。。
でも、発達は時間の経過だけではなく、多様な要因が働いています。
年齢的な要因よりも、環境の影響、経験からの影響、時代的な要因などが大きく作用するとも考えられています。
3歳以上の子どもに対しては「〇歳にもなって!」という見方よりも
「その子がどうであるか?」を認めていくことの方が、より重要です。
子どもの権利を保障するためにも、年齢ごとに区切るのではなく、
大きく幅を持って子どもの発達を見つめるゆとりが大事になってくるのです。
保育園では「生活」が基本。
生活の中にそのシーンが現れて、必要になった時に興味を持って学習し、身につけていくことが大切です。
いすに座って一斉に学習するものではありませんし、年齢で分ける方法には無理があります。
特に3歳児以上になると、発達の度合いは、年齢よりも個人差が大きくなります。
では、どんな保育形態がいいのでしょうか・・?
例えば、3人の保育者が3歳児以上の子供たちを、年齢別ではなく、発達・個人差でみてみるとしましょう。
自由遊びの時間、いくつかのコーナーを用意して、子どもたちはそれぞれが好きなコーナーで納得いくまで集中して遊びます。
このとき、年齢別ではなく3歳児以上の集団にすることで、職員は3倍のコーナーを見守ることができます。
他にも、給食の時、3人の保育者はそれぞれが食事中の子、
パジャマに着替え中の子、お昼寝に入る子、と、3箇所について
保育することができるのです。
同年齢の子の中だと、できない子・遅い子ははみ出がちですが、
3年の幅の中では差異が目立たず、劣等感を感じないですむ、という面もあります。
過去には年齢による習熟度と思い込んできたものを、「個人差」として捉えます。
そうすると、その子に合ったことをその子に合ったやり方でやることになり、
自発性・集中力も身につき、個性が伸ばせるのです。