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「見守る保育」藤森メソッド
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Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI
A practical childcare & curriculum guide based
on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad.
保育環境研究所ギビングツリー(GT)
〒161-0033東京都新宿区下落合2-10-20
新宿せいが子ども園内
Email:: info@mimamoru.net
【ギビングツリー(GT)】
名前の由来はもちろん主に「The Giving Tree(おおきな木)」(作・絵:シェル・シルヴァスタイン)という絵本から採ったものです。この絵本の日本語の翻訳作品には、あらすじがこう書かれてあります。「昔、りんごの木があって、かわいいちびっこと仲良しでした。
ちびっこは木と遊び、木が大好きで、だから木もとてもうれしかったのです。時は流れ、ちびっこだったぼうやは成長して大人になっていき、木に会いに来なくなります。
ある日、大きくなったぼうやが木のところへやってきます。
木は昔のように遊んでおいきと言いますが、ぼうやは言います。
「買い物が してみたい。だから お金が ほしいんだ。 おこづかいを くれるかい。」
木は困りましたが、りんごの実をすべて与えます。
大人になったぼうやは家を欲しがり、木はその枝を与えます。
年老いたぼうやは船を欲しがり、木はついにその幹を与え、切り株になってしまいます・・・」
この絵本の最後は、人生に疲れ果てた老人になった少年は、ひざの高さほどの切り株に腰をおろして、
少し安堵します。しかし、木はそれで満足します。
「ひたすら与えることに喜びを得るというのは、愛のレベルとして、最高度のものだ。
まったく見返りを期待しないで、人に尽くせるかどうか、自分の心に問うてみれば、その難しさがわかる。親の、子に対する愛だけ、かな。」
GIVE は、「与える」という意味ですが、その中には「与える一方」という意味もあるようです。しかも、それに進行形の「ing」がついているわけですから「与え続ける木」という意味になります。そして、その木は原文の最初の文で「Once there was a tree and she loved a little boy」といっているように女性名詞で書かれています。
やはり、最高度の愛は、子どもに与え続ける母親の愛かもしれません。
(藤森平司ブログ 「臥竜塾」より)