< 保育所保育指針に沿った質の高い保育「見守る保育」を学びたい保育園(子ども園)職員。質の高い保育をめざす方へ >
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「見守る保育」藤森メソッド
ーーーーーーーー 公式ホームページ ーーーーーーーーーー
Japanese Childcare Method 『HOIKU』 by HEIJI FUJIMORI
A practical childcare & curriculum guide based
on Mimamoru philosophy toward social networks from the dyad.
保育環境研究所ギビングツリー(GT)
〒161-0033東京都新宿区下落合2-10-20
新宿せいが子ども園内
Email:: info@mimamoru.net
「見守る保育」実施園の様子
新宿せいが保育園では、子ども達のお腹も心もいっぱいにできる食事づくりや食育を進めています。
藤森園長先生の著書 保育としての「食育」⇒
新宿区の園庭の狭い保育園ですが、野菜の栽培や
保育室の一部に 植物工場を設置して食育の一貫として「農育」も取り入れています。
ふだんは集まりの時などに使うゾーンを、食事ゾーンに兼用しています。
時間になるとテーブルクロスをかけ、一輪挿しの花を置き、
食事をするのにふさわしい、楽しい雰囲気を演出。
こうしたことも、食の営みの大切な要素です。
午前中の活動を終えた子どもたちが、食事スペースに集まってきます。
3・4・5歳児が一緒に食事をしますが、「一斉に活動を終え、配膳の列に並ぶ」というスタイルではありません。
子ども達はがそれぞれの遊び・活動を自分のペースでやりきって、充分満足してから食事スペースにやってきます。
そのため、早く来る子もいれば、遊びに集中していてなかなか来ない子も。
いち早く席に着いた子どもは、全員がそろうまでじっとがまんです。「こっちだよ~!」とお友達を呼んだり、席でおしゃべりの続きを楽しんだり。
一方、遊びに集中している子や、配膳の列に並びたくない子は様子を伺いながら、ぎりぎりに登場です。
5歳児のお当番と保育士が、配膳を担当します。
列に並んだ子どもたちは、自分が食べたい分量を自分で
配膳の人に伝えます。セミバイキング!
沢山食べたいときは「いっぱい!」
でも、調子に乗ってリクエストしすぎても、
全部食べきらなければいけません。
本当に苦手なものは「ちょっと」。
ほんの一口になってしまうこともありますが、
やり取りの後は子どもたちの主張した量を尊重します。
たとえほんの少しでも、苦手なものを「全部食べられた」
という満足感を感じることを、大切に考えています。
決まった席はなし。一緒に食べるメンバーも自由です。
全員がそろったところで、いただきます!!
食事中は、自由に楽しくおしゃべりをしてかまいません。
保育者も、調理員も、栄養士も、その時あいている席に
加わって、みんなで楽しくテーブルを囲みます。
食事が楽しければ食欲が増し、みんなで一緒に食べれば、同じものを食べていても「おいしい」と感じられます。
栄養士・調理師は子どもたちと一緒に食べることを通して、子どもたちの様子を観察し、次の給食作りに反映させています。
食事中、トレーの中や床に食べ物がこぼれる事もありますが、このようなアクシデントには、基本的には、保育者はかかわりません。
自分でかたづけられる子は自分で片付けますし、友だちや、年長の子どもの助けを借りて、きれいにすることもあります。
食事の時間が子ども同士の関わりを体験する場にもなっていて、絆や社会性がはぐくまれていきます。
栄養士を中心に保育園独自の献立を考えています。
2週間サイクルで、月の前半14日が一区切り。
後半14日も同じメニューです。
こうすることで、1回目の喫食状況を観察し、
2回目に改善できるようになっています。
メニューは和食中心ですが、洋風・中華風も取り入れます。
お米は無農薬。野菜・果物はできるだけ無農薬のものを
使用しています。